■　チベタンアンティークターコイズ

　チベットでターコイズは、「天空の石」として、天国から地表にもたらされたものと信じられています。
やや緑がかった、チベット山間部の湖水のような色が特徴です。

　ラサ周辺を含む４箇所のチベット文化圏内で産出され、その歴史は少なくとも紀元前1000年にまで遡ると考えられていますが、 現在流通しているアンティークチベタンターコイズの多くは、300年から500年前のものと言われています。

　チベット人の子供に最初に与えられる装飾品は常にターコイズであり、それは子供達を滑落事故などの不幸から身を守ってくれるものと信じられています。
そして、チベット人は生涯をかけて、与えられたターコイズをより大きくより品質の良いもの（色の美しいもの、マトリックの美しいもの）へとアップグレードして行きます。
　チベタンターコイズは、チベット文化において最も価値のあるストーンビーズの一つとして、古代から現代に至るまで受け継がれているのです。

〜当店のアンティークチベタンターコイズの定義〜

1）ビーズの形にカット・穿孔されてから、「アンティーク」と呼ばれるのに十分な年数が経っていること。

2）色を染められていたり、薬品による表面の安定処理（スタビライズド）が行われていない「ナチュラルターコイズ」であること。

3）ビーズとして作られた後、チベット文化圏で長きに渡って伝世し使用されれてきたもので、経年の自然の艶を有していること。【雅】