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ビルマアンティーク(Pumtekプンテック・Etched agateエッチドアゲイト)

プンテック
■ ビルマアンティーク(Pumtekプンテック・Etched agateエッチドアゲイト)

□ビルマ(現ミャンマー)に伝わるプンテックとエッチドアゲイトをご紹介いたします。

□Pumtek(プンテック)は、古代ビルマ王朝ピューの人々によって作られたビーズで、乳白色にオパール化したヤシの木の化石に模様をつけて作られました。
 オリジナル(古いもの)はピュー王朝期(紀元前後〜9世紀頃)のものとされています。
 1900年代初め頃、近隣の村人によってピュー王朝の墳墓が荒らされ、多くのプンテックがチン族に売り払われました。プンテックを宝とするチン族は、古い物が出尽くした後、1926年頃から新プンテック(模造品といわずこう呼びましょう)の制作を開始します。
 この新プンテックには、化石化した堅木を用いましたが、ヤシの木の化石に比べ木目が細かく、オパール化していません。
 ただ、この時代に作られた新プンテックは良質で、現在コレクターの間で高値で取引されています。
 また現在、市場では、最近作られたものも多数流通しておりますが、こちらは品質的に見ても価値が低いので注意が必要です。

□次にEtched agateエッチドアゲイト(文様の付けられた瑪瑙(めのう))です。これも時代はほぼ同じ。インド文化の影響を強く受けたピュー王朝期に、同じくピューの人々によって作られたものです。
 石の模様付け(エッチング)の技法は、インドから伝わったものだと推察されています。
 【雅】

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