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ドゴン族のとんぼ玉

ドゴン族のとんぼ玉
■西アフリカ マリ共和国のドゴン族は荒涼とした地に数百年前と変わらぬ原始的な生活を今も守り続けています。
ドゴン族は古くから大変高度な天文学の知識を持っており、彼らの伝承神話は最新の天文学と合致することから、神秘的な部族として知られています。

その神話とは、「その昔、ドゴンの崇拝する神「ノンモ」は恒星シリウス系の星(ニャン・トロ)よりやって来て、我々に文明を与えた。」というもので、19世紀半ばまで存在が知られていなかった暗黒のシリウス(シリウスB)について、ドゴン族は驚くほど詳細に知っており、更に第3の惑星(エン・メヤ)の存在を語ります。
さらには、「月は乾いており死んだ血のように干からびている」、「土星には目視できない「輪」がある」など太陽系についても専門的な知識を持っていました。

太古の昔、「方舟」に乗ってやってきた「ノンモ」は、いつの日か再びドゴンの村に帰ってくると人々に信じられています。 

■天文学者兼文化人類学者ロバート・K・G・テンプルはこれを独自に研究し“シリウス・ミステリー”としてイギリスの科学専門誌“ネイチャー”に発表しています。
■シリウスミステリーに関しては、賛否交々でいろいろと興味は尽きませんが、あとは宇宙考古学の専門家にお任せして、 ここでは、この神秘の民「ドゴン」に愛されたビーズ・とんぼ玉をご紹介いたします。
素朴で静謐な輝きを湛えたこのビーズを首に掛け、ドゴン族は星空にどんな思いを馳せたのでしょう…。
冬の夜空にひときわ明るく輝く天狼星シリウスを見つけたら、ドゴンの神話を思い出してみてください。【雅】
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