イエローハーツの歴史と名前の由来

イエローハーツ/カーネリアン・デ・アレッポ イエローハーツ/カーネリアン・デ・アレッポ



 通称:  イエローハーツ    -Yellow Hearts

 年代:  1800年代中期-1800年代後期

 原産:  ヴェネチア

 別名:  カーネリアン・デ・アレッポ

 比較的古いヴェネチア産のとんぼ玉・アンティークトレードビーズです。

黄色(クリーム色)のコアを持つことから、イエローハーツと呼ばれています。
ホワイトハーツ同様、クリアガラスを被せて中の色を透かしてみせることにより、独特の美しい発色効果を狙ったものです。

別名の「Cornaline d'Aleppo」はイタリア語で、意味はアレッポのカーネリアン。
アレッポはシリアの小さな町で、近年日本ではオリーブを使ったアレッポ石鹸で一躍有名になりました。
実際オリーブ石鹸は特産品で、町のあちこちで売られています。

 気がつかなかったですが、おそらくカーネリアンも特産なのでしょう。この玉を見た人はアレッポのカーネリアンを連想したに違いありません。

しかし2015年の内戦により、アレッポは廃墟と化しました。あまりにも残念です・・・

 表面の荒れている玉が多く、状態良く残っている玉は希少です。【慎】




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